田中豊治(たなかとよじ) プロフィール
初めてホームページを開設しました。
私はこれまで自分からあるいは佐賀から、東京、日本、アジア、そして全
世界に向けて発信できるものなど全く持っていないものと強く確信していま
した。しかし院生の李林君を中心にゼミの皆さんが、「これからの時代、先
生こそ絶対に開設すべきですよ。私たちが協力して作りますから。」といわ
れ、ボランタリスティックに準備を進めてくれました。私は背中を押されるよ
うに資料を提供し、それから約半年間、授業の合間にデータ入力の日々が
過ぎていきました。私は全体像が見えないまま、正直あまり期待はしていま
せんでした。ところが、今年、3月10日、林君から「ようやく出来上がりました
」といわれ、「プロフィール」などのスクリーンを見た瞬間、「これは凄い!素
晴らしい!」と一気に感嘆してしまいました。
私の教育・研究・貢献活動など、恩師たちに比べればほんの微々たるも
ので本当に恥ずかしい限りですが、それでも一応ホームページとして情報
発信したいと思いました。この理由は、私がこれまでに蓄積してきた体験、
知識、情報、感性など、偉大な恩師たちに比べれば、爪の垢ほどの実績も
ないと思いつつ、それでも「これからはアジアをやれ、アジア社会学を創造
しなさい。」といわれた師の言葉を胸に今まで何とかやってきたつもりであ
る。また私の人生も、残された20年から考えれば収支決算し若干お釣りが
来そうなので差益還元できるかなと思ったからです。さらにこれまで自分が
好きなことをやってきて、生業(生活維持)となり、その上他人様(社会、大
学・学部、組織集団など)のお役に立てれば、こんな幸せな人生はないと
も思ったからです。
本ホームページをご覧になられた方々からの返信メールを期待していま
す。ご意見、ご感想、ご要望などがありましたら、ぜひお寄せ下さい。大歓
迎致します。今後、情報の発信⇒受信⇒返信⇒交信へと展開していけた
らいいなと願っております。
2011年3月26日
履 歴
1948年 長崎県生まれ
1973年 青山学院大学大学院法学研究科修士課程修了
1977年 東洋大学大学院社会学研究科博士課程単位修得満期退学
東京電機大学、東京理科大学、気象大学校、東洋大学各教師、
東邦大学医療短期大学助教授などを経て、
現在 佐賀大学文化教育学部教授 社会学博士
九州産業大学講師他
専攻 組織社会学、地域社会学、まちづくり社会学
主要著者 『生活の社会学』(分担) 学文社 1983
『都市と青年−私のアジールを求めて−』(単著) 公論社 1985
『現代への社会学的視点』(分担) 法律文化社 1985
『新しい市役所事務機構の方向』(分担) 日本都市センター 1987
『組織社会学』(分担) サイエンス社 1988
『地方行政組織変革の展望−人と組織を変える−』(共著)学文社1987
『社会問題の社会学』(分担) 学文社 1990
『行政と執行の理論』(分担) 東海大学出版会 1991
『構成的グループ・エンカウンター』(分担) 誠信書房 1992
『地方行政官僚制における組織変革の社会学的研究』(単著)
時潮社 1994 (1995年度組織学会高宮賞を受賞)
『日本社会論の再検討−到達点と課題−』(分担) 未来社 1995
『共生社会の社会学』(共編著) 文化書房博文社 1996
『現代社会のしくみ』(共編著) 八千代出版 1998
『情報と交流のネットワーク』(分担) ぎょうせい 1999
『アジア都市政府の比較研究−福岡・釜山・上海・広州−』(分担)
九州大学出版会 1999
『地方分権下の地方自治』(分担) 公人社 2002
『まちづくり組織社会学』(単著) 良書普及会 2002
『環境と人間の共創』(単著) 学文社 2007
『アジア・コミュニティの多様性と展望−グローカルな地域戦略−』
(編著) 昭和堂 2008
『現代地域社会の研究−対立的位相から協働的位相へ−』(分担)
ミネルヴァ書房 2009
研究主題 現代地域社会の環境−組織−集団−人間というダイナミックな相互
関係において、新しい社会的ネットワークづくりという観点から、理論
的・実証的・実践的・政策的な研究に従事している。とくにまちづくり
運動と地域組織論、自治体変革論、地域活性化論、職員の能力開
発研修、アジア市民社会論といったテーマに取り組んでいる。また
「新しい佐賀を考える住民会議」や「NPOスチューデント・サポート・
フェイス」などの市民活動にも参加・参画している。